Time goes by
みんなゼロから始まった。
誰だって、無数の分岐点をたどりながら進んできたはず。
それでもみんな、いつかはその道を忘れてしまう。
今となっては頬を赤らめるほどの、恥ずかしいことの繰り返しは
いっそのこと忘れてしまった方がいい。
棋譜をたどることなんて、とてもばかげている。
……あたしは、籠の中の鳥。
毒ガスの中に連れて行かれて、悲鳴をあげるの。
見たくもない現実を見せつけられて、常に一つの選択肢しか許されなかった。
いつでもポイントはすでに変更されていて、
支線の向こうから聞こえてくるはしゃいだ子供たちの声に耳をふさいだ。
無限とも思える時間は、瞬きをするだけで過ぎていく。
瞬きという一つの逃避の後には、また無限とも思える時間の拷問。
拷問の果てに星が一つ吹き飛ばされる。
結局は従うことが一番利口であって、利口な方法以外を知らなければ
全てがそれなりに上手くいくこともわかった。
促成栽培で出来上がった即席の料理なんて、
そんなにおいしくないよ。
定規で書いた図形なんて、血の通わないミイラのようだ。
あたしこそ、何かに突き動かされる泥人形。
それは死人と墓土の匂い……
マペットが自我に目覚めて、人形使いを殺してしまったらどうするの?
飼っていた犬が知り合いを食い殺したとき、あなたはどう悔いるの?
……あたしは、年をとりすぎた金魚のように。
最期はあっけなく沈んでいくの。
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with「You pray, I stay」
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