Persons




■瀬川 拓己(せがわ ひろき)
『リバーズ・エンド』の主人公。
普通すぎるくらい普通の少年で、性格はどちらかと言うと大人しめのほうである。
両親との関係も良くなく、唯と会うまではいい事などほとんどなかったようだ。
時に、残酷な出来事が彼の「痛いくらいの」優しさを覗かせる。
最後まで戦いを拒否しつづけるが、現実はそれを許さなかったようだ。
一年後の拓己は「相変わらず」唯との日々を過ごす。
平穏ではあるが、しかし「変化」には内心脅えていたのであった。
※Image poem:「colorless days」

藤木 唯(ふじき ゆい)
この作品の中でメインヒロイン。儚さの象徴、とも思える。
見た目的にも何処にでもいる女の子である。
「作られた」両親と「作られた」遺伝子を持つ自分の運命を自覚しつつ、
何一つ楽しみもない、悲劇の日々を過ごしてきた。
彼女の持つ力故に誰もが彼女を遠ざけ、孤独でいつづけたのだ。
それでも、拓己にのみはすべてをさらけ出せたようだ。
「あの日」以来永遠に続くかのような昏睡状態に陥っていたが、
予想外に蘇ることになる。……しかし、それは最悪の蘇りだったのだ。
「無心の殺戮者」とでも言えるだろうか。
それからの唯は、唯一の「唯」として、無垢な心で存在している。
※Image poem:「唯一夜」

紺野 七海(こんの ななみ)
過度の親の期待と失望に耐えられず、自分を慰めるかの如く自傷行為に陥る。
スクールではとても明るく元気な感じを見せているが、
過去の傷はいまだ深く、まだ癒えていない。
彼女が振り返る思い出は時折悲しいが、時折音楽の話も出てくる。
The Beatlesはいい思い出の一つであった。
拓己にここでの生活を教えたりと世話好きな一面もあるが、
その思いは少しずつ変わっていった……。報われない思いだとしても。
普段の暮らしを取り戻しながらも、やはり虚しさは残り、
変わりゆく周囲と無情な世界に違和感を持ちつづけていた。
※Image poem:「Seventh」

二ノ宮 直人(にのみや なおと)
スクールに入る前に自分の行動で一家離散の憂き目に遭い、
その為かささくれた性格をしている。しかし、妹のことをとても大切に思うなど
「仲間」に対する思い入れは相当強いらしい。大抵は茂とつるんでいる。
拓己が来た当初は何度も衝突したが、二人の関係も徐々に変化していき、
羨みを越え最後にはかなり仲良くなっていたようだ。
遙への思いは自身の想像を越えていた。「なんとなく」の日常の中でそれに気付き、
その瞬間に彼の日常は変わったのだった。
※Image poem:「わかりあえないSorrow」

八坂 茂(やさか しげる)
比較的に目立たないキャラである(爆)
ほぼ、直人のサポート役といった感じである。
彼が心の底から悔いている痛みはまだ癒えず、直人とツルむことで
一時的に記憶から放り出そうとしているかのようだ。
弥生とは裏で両思いのような関係にあり、誰にも知られない「密会」を繰り返している。
※Image poem:「二十の痛みと八十の罪、百の懺悔と二百の後悔」

四方 弥生(しかた やよい)
根はマジメで優等生タイプの子。両親の親権の押し付け合いの果てに、スクールへ。
孝弘の「恋心」に応えられないとしても、孝弘の「想い」には応えようとしている。
茂とは一応両思いの関係にあるらしいが、その関係はとてもあいまい。
「密会」にとどまっているようだ。
優しさと隣り合わせの「お母さんの血」の亡霊を、引きずっていた。
※Image poem:「I'll be there」

五島 孝弘(ごとう たかひろ/Tak
スクールの綱渡りのような人間関係の緩衝材とでも言えるかもしれない。
弥生とは「友達以上恋人未満」の関係を保っているが、
結果よりもただ単に「弥生と一緒にいられる」
「見えない絆が確かに存在している」という事実に対してうれしく思っている。
奥には強さを秘めているのは、間違いないだろう。
※Image poem:「SLOW Dance」

十絛 遙(じゅうじょう はるか)
唯と同じように生まれ、同じように偽りの記憶を与えられた少女。
スクールの中の誰よりも「事実」を知り、感情をあまり表には出そうとはしない。
「作られた記憶」ということも、自分の存在意義さえも知りながら、
やはり家族への憧れは消えない。
「人間になりたい」というピノキオの比喩の如く、彼女はまさに生きようとしているのだ。
拓己たちとの日々が遙を変えたのだろう。
※Image poem:「get the Trinity」


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