チルサクラ
この世界は、誰にも止められない。
止められたとしたら、あたしはどうしていたのだろうか……。
ほんの少しでも、笑顔が増えてたかな?
ほんの少しでも、愛されていたかな?
今を嘆く時だってある。逃げ出したい気持ちにもなる。
でも、世界はとまらない。
あたしの命を押し流して、また進んでゆく。
すべてを否定しても、そのすべては未だにあたしの前に立ちふさがる。
未来も過去も、どこか一つの流れへ向かっている。
過去のすべてが今のために存在している。
今を越えたら、真っ白な世界に出てしまうんだろうか。
そのとき、あたしに何ができるのだろう。
思い通りになんて行かないことくらい、あたしもわかっている。
あたしには何もできない。
誰かにもてあそばれているように堕ちてゆき、傷はどんどん増えてゆく。
あたしにはほんの少しの希望しか、許してくれなかった。
それは背信でもあって、またそれは生きること。
何かを無くしていく代わりに、何かをまた取り戻して、
無理にでも笑おうとするんだ。
ただそれだけ。
人は迷い、繰り返す。
また過ちを繰り返す。
終わらない一日も、過ぎれば眩しい太陽。
色は鮮やかに、そして煌きを放ち消える……
舞い上がる鳥は、ゆくあてもなくさまよい歌う。
それはまるで、散った後の桜の木のよう。
自分を守るものは何一つなくて、直に陽も雪も浴びる。
弱音を吐くことも、涙を流すことさえなく、また春には花を咲かせる。
……そこまであたしは強くないし、何かあれば歪んでしまうけれど。
できるなら、そうありたい。
-You're gone.
I've lost anything.
Every color I could see has gone away.
Looking up the sky, we could watch the blue,
Everyday there are many stars in the sky.
Why could we be with my love?-
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