Air Port

心の奥で、もう一度何かが動いた。
それは、あの夏の魔法のおかげだったんだろうか。

誰にどう思われているかは、本人から聞かないと分からない。
誰がどう思っているかは、見ていてもわからない。
そして、誰にも変えられないんだ。

誰かを好きになることは悪いことじゃない。
誰を好きになるかは、誰にも決められない。
オレにだって決められないんだ。
何かが惹きつけたんだ。
誰にも分からない、何かが。

本当の心に逆らってまで罪を隠したくない。
透明の膜に覆われた原罪を、さらしたっていい。
それがオレなんだ。
口先でついた嘘も、心の色まで隠してはくれない。
ただ虚しいだけ。

一人で思い続けたとしても、……それでもよかった。
ただ、その思いを隠すのがつらかった。
本当に大切な人に、本当に大切な気持ちを隠していたって、
何にもならない。
何も生まれないんだ。

それだって、生きることだと言えるはずだろう?
いくら傷を背負っても。
痛いくらいの真実でもさらけ出せる人が、いるなら。

たったそれだけなんだ。
それ以上欲しくない。

それだけあれば、もういいんだ。

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with「SNOW」



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