「生きようとする女の子と、変わろうとしない男の子の物語。
自分を傷つけたり、他人を傷つけまいと振舞ったり、気がつけば他人を傷つけていたり、
自分の存在に戸惑ったり、過去の傷をいまだ持ちつづけていたり、今を生きようとしたり、
そんな女の子と男の子の物語」。
内容を超簡単に説明させていただきますと、
「切なく儚いラブ・ファンタジー」(一巻帯引用)というところです。
ただ、これはあくまでも一面にすぎません。
Mayに語らせるとこうなります。
「絶望と痛み溢れるラブ・ファンタジー」
思いっきり違いますね(笑)
……読めば読むほど、最初のイメージは徐々に変貌していきます。
今までのライトノベルにはないほど、悲しみや絶望にあふれた世界観が描かれています。
そして、あまりにも生々しい「痛み」や「リアリティ」が、感じられます。
……この世界、実際の中学校や高校に通じるところもあります。
軽い気持ちで読んでゆくと、予想外の展開の連続に衝撃を覚えることが多々ございます。
しかしその絶望感を引きずって読み続けると、圧倒的な臨場感を味わうことができます。
一つ一つの言葉の重みを感じながら、一行一行の世界を映し出しながら、
読まれるとよろしいかと。
余談ですが、このサイトのタイトル「Raging River」は、B'zの同名の曲からとっています。
B'zのアルバム「ELEVEN」の九曲目に収録されています。
圧倒的な音の絶望感と激しさは、さながら主人公・拓己の揺れ動く気持ちのようで
聞いて損はないかと思われます。
一度、モノはためしで「リバーズ・エンド」と併用されることをオススメします。
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